2019年2月16日 お知らせ, 不動産をご購入の方, 不動産オーナーの方
建物解体についてのお話です。古くなった建物がある土地を売却する際など、建物の価値は、価値が無いばかりか、建物減価として、いわゆる『建物解体費用』相当が、土地価格にマイナスの影響を与えることになります。
建物解体費用の見積りは、建物の坪数あたりの解体処分費用のほか、コンクリート土間や、植栽や灯篭、自然石など庭にあるものの撤去処分費もあります。
ほかにも地中にある井戸や浄化槽などの見えない設備の撤去処分費が見積り外となりますのでご注意ください。
中古建物を取得した場合にはさらに注意する点があります。
1つの屋根・壁と思っていたら、解体してみると2重壁や2重屋根であることがあります。そのときも処分費がさらにかかります。
また、解体してみたら、『隣地の排水管や給水管がでてきた』『昔の擁壁がでてきた』などということもあります。
昭和40~50年代の宅地造成やミニ開発の現場では、購入した所有者でも知らないことが、数十年の時を経て、建物解体のとき、お別れのときにわかることがあります。
建物解体現場には多くの外国人作業員の方が働いています。本年度から出入国管理法改正によりさらに外国人労働者が増えると予想されます。
解体工事業者選定の際には、現場管理がきちんとできるかもポイントの一つになります。