ご自身ではなく、お隣の方がブロック工事を行う場合などがあります。施工業者さんによっては、境界の重要性を認識しないまま設置する場合もあるため、施工の際もどのように施工するのか、事前に把握することも重要です。ブロックを施工する外構工事の方がどのような仕事をしたか、できれば施工時と施工後はよく確認しましょう。施工後を確認しないまま、数十年後に境界を調べて、『あれ?杭の矢印の向きがなんか・・・おかしいかな?』とならないように気をつけましょう 。一般的な宅地の売買取引で用いられる測量に『現況測量』と『確定測量』という用語があります。『現況測量』は、現況ある境界点で測量し、地積と寸法がわかる現況測量図を作成します。多くの宅地の取引は、公簿取引といい、登記簿の地積で取引することが、一般的ですので、現況の地積の数量の確認と境界を知ることができます。一方『確定測量』は、購入後に分筆(土地を切り分ける)する予定である場合などに利用されます。宅地が接道する道路との境界を確定し、かつ、すべての隣接地所有者の同意が得られた境界で測量されるものを言います。道路境界を決めるため、道路向こうのお宅も立会い、接する道が公道であれば役所の方なども、複数立会います。境界付近の外構工事をする際は、境界を覆わずに、しっかり境界が見えるように作りましょう!