賃貸住宅修繕共済のご紹介 ~賃貸住宅の修繕積立金制度

2024年3月25日 お知らせ, お部屋をお探しの方, 不動産をご購入の方, 不動産オーナーの方


 賃貸住宅修繕共済とは、簡単にいうと分譲マンションなどで行っている『修繕積立金制
度』のことです。賃貸住宅物件については、オーナーが修繕費を積み立てていても経費にならず、実施が必要になった際の資金確保が高いハードルとなることから、計画的かつ永続的な実施が課題となっているケースが多くあります。
 このたび賃貸物件においても修繕資金積立が可能になりました。将来、オーナーの所有する賃貸住宅に劣化が生じ、一定の工事を行った際、その修繕資金に充当するための共済金を支払う賃貸住宅では初の制度です。
 本制度は、将来の修繕費に備える「共済」であり、その共済掛金は『全額経費算入』が可能です。毎年の経費として申告することで、効率的な修繕資金確保が実現でき、将来の修繕費用の不安を解消することができます。
 対象箇所は、外壁、屋根、基礎、エレベーター、エントランス、玄関、ポスト、廊下、メーターBOX、パイプスペース、受水槽、高架水槽、給排水ポンプ、給排水管、電灯設備、自転車置き場、駐車場、ベランダ、雨戸など、、共用部分にあたる箇所がほぼカバーされています。
 ご加入後、掛金を積み立てます。年払いか月払いか選択できます。掛金を積み立てた額から、利用料1%を控除した掛金拠出額を限度として、修繕工事のお支払いに請求することができます。限度額の全額を請求せず、残余した場合はそのまま繰越で更新することができます。相続が発生したときには、相続することができます。
 加入条件は、木造なら築50年以内、非木造なら築60年以内の物件となります。共済期間は10~50年の間で自由に設定することができます。中途解約や期間満了時の返戻金はありませんので、繰越して期間を更新する、または必要な修繕などにご請求いただけます。
 今月送付する通信に同封されているパンフレットをご参照ください。ご不明な点などがあれば、お気軽に弊社までご連絡下さい。宜しくお願い申し上げます。
Nattanan KanchanapratによるPixabayからの画像