2024年1月22日 お知らせ, お部屋をお探しの方, 不動産をご購入の方, 不動産オーナーの方
昔の建物といまの建物とくらべてみると、『断熱性能』に関して圧倒的に差があります。最近の建物では『高気密・高断熱』の高い性能を謳い、品質の違いをアピールしています。設計から建材、工法に至るまで細部にわたり『高気密・高断熱』を実現することをめざしています。
気密や断熱性能が高いと、どのようなメリットがあるのでしょうか。
メリット①光熱費の節約ができます。室内の温度が外気に影響されにくくなると、室温を一定に保ちやすく、省電力で冷房も暖房も効きやすくなります。
メリット②防音効果がある。屋根裏や壁内に断熱材を充填したり、敷き詰めて気密テープを貼るなど、すきま風が入り込む余地がありません。そのため隣接住戸の音も響きにくくなります。
メリット③結露しにくくなるので、結露によるカビや腐食などの劣化が抑えられます。外気や湿度の影響も受けにくいので、室内干しに適し、健康面ではヒートショックのリスク軽減にもなります。
断熱・遮音改修工事のデメリットは下記のような点があります。
デメリット①内装を剥がして、構造部分に断熱材や遮音材などを施工するため、内装全体を下地からリフォームするため、工事期間が2ヵ月ほどかかる。
デメリット②内装全体が新しくなるため、水回り(キッチン、浴室など)を入れ替えるなど、設備の更新も行う場合があり、工事費が付帯設備の更新工事まで及ぶことがある。
政府は2050年までに脱炭素社会を目指し、カーボンニュートラルをグリーン成長戦略として位置づけています。断熱効果の高い窓のリノベや、燃焼効果の高い給湯器への入れ替えなど積極的に補助金などを用意しています。今後、ますます省エネルギーへの取り組みや消費性向の重要な基準の一つになるのではないかと思われます。
RachelW1によるPixabayからの画像