新型コロナ禍 リフォーム難民 住宅資材受注停止

2020年3月5日 お知らせ, 不動産オーナーの方

新型コロナウィルスが年初から猛威を振っています。マスクが払底し手指消毒剤が店頭から消えました。感染のピークをできるだけ遅らせることで、医療崩壊を防ぐこととなるので、行政、医療従事者の方のご尽力に感謝するとともに、日頃の感染予防には十分留意したいと思います。
 新型肺炎は影響を徐々に及ぼしております。旅行客の大量キャンセルにより旅行・宿泊業に大規模な影響があり、次に中国に工場をもつ自動車メーカー等の国内組み立て工場の操業停止がありました。不動産業界でも建築関係に影響が出始めております。
 建材や設備の一部に海外で製造されている物がある場合、工場の閉鎖等により製品納期に一部遅延が生じ始めています。また輸入に際して船等を使用する事から、更なる影響が懸念されます。弊社では各リフォーム工事に影響が出ないよう努めさせていただきますが、依然として影響が未知数であるため、今後の工事に影響が出るか否か、はっきりとお伝え出来ない状況です。
 入退去が多いシーズンに、昨年は運送業界の人手不足による『引っ越し難民』という言葉が目立ちました。今年は建築資材不足による『建築リフォーム難民』が生じないように祈るばかりです。

補足20200305 トイレやシステムキッチンなどの住宅資材が受注停止になる中、住宅の完了検査が受けられないことなどが、工事代金の決済にまで影響を及ぼしていることから、政府は建築基準法の完了検査の要件を緩和し、一部資材の工事が完了していない場合でも、完了検査を行う方針を示しております。

Gerd AltmannによるPixabayからの画像